転職で正社員になるには

正社員(せいしゃいん)は、一般的(いっぱんてき)に他社(たしゃ)との二重(にじゅう)契約(けいやく)をすることを禁止(きんし)しています。しかし、契約(けいやく)社員(しゃいん)の場合(ばあい)は、その会社(かいしゃ)で週(しゅう)の何日(なんにち)働く(はたらく)かを契約(けいやく)に明記(めいき)することし、働く(はたらく)日(にち)以外(いがい)はほかの会社(かいしゃ)で働く(はたらく)ことができます。契約(けいやく)内容(ないよう)の中(なか)に勤務(きんむ)時間(じかん)を細かく(こまかく)盛り込ん(もりこん)でいれば、自分(じぶん)の好き(すき)な時間帯(じかんたい)の勤務(きんむ)を選ぶ(えらぶ)ことが可能(かのう)になります。また、契約(けいやく)社員(しゃいん)というのは、原則的(げんそくてき)に昇給(しょうきゅう)・昇進(しょうしん)は無縁(むえん)です。なので、社内(しゃない)行事(ぎょうじ)や会社(かいしゃ)への忠誠心(ちゅうせいしん)といったものに束縛(そくばく)される事(こと)がなく、人間(にんげん)関係(かんけい)といったわずらわしさからも解放(かいほう)されます。その事(そのこと)から契約(けいやく)社員(しゃいん)は、比較的(ひかくてき)自由(じゆう)に働け(はたらけ)ることがメリットになります。契約(けいやく)社員(しゃいん)には、会社(かいしゃ)によって将来(しょうらい)の保障(ほしょう)を受ける(うける)ことはできませんが、正社員(せいしゃいん)の給与(きゅうよ)体系(たいけい)になっては得(え)られない、特別(とくべつ)な待遇(たいぐう)が受け(うけ)られる働き方(はたらきかた)といえます。しかし、正社員(せいしゃいん)になれば雇用(こよう)契約(けいやく)によって雇用(こよう)期間(きかん)が定め(さだめ)られないため、問題(もんだい)がとくになければ定年(ていねん)まで勤める(つとめる)ことができます。また、辞め(やめ)たいと思っ(とおもっ)たときはいつでも辞める(やめる)ことができます。正社員(せいしゃいん)には、そういった自由(じゆう)がありますが、契約(けいやく)社員(しゃいん)には契約(けいやく)によって定め(さだめ)られた期間中(きかんちゅう)は、雇用主(こようぬし)、または労働者(ろうどうしゃ)に、事情(じじょう)が特別(とくべつ)ない限り(かぎり)契約(けいやく)を一方的(いっぽうてき)に解除(かいじょ)することはできません。また、双方(そうほう)に合意(ごうい)があれば契約(けいやく)を更新(こうしん)することもできますが、働く(はたらく)側(がわ)だけが契約(けいやく)延長(えんちょう)を希望(きぼう)しても、会社側(かいしゃがわ)によって更新(こうしん)を拒否(きょひ)すれば、期間(きかん)満了(まんりょう)をもち、自動的(じどうてき)に雇用(こよう)は終結(しゅうけつ)することになります。転職(てんしょく)するにあたって、契約(けいやく)社員(しゃいん)を視野に入れる(しやにいれる)のならば、以上(いじょう)のような契約(けいやく)内容(ないよう)をしっかり念頭(ねんとう)に入れ(いれ)ておく働く(はたらく)必要(ひつよう)があります。